婚活力を高める良いコミュニケーションとは?

令和版ハイスペック男性の新定義の第二位に「コミュニケーション力」が浮上しました。男女問わず、良好な人間関係を維持していくうえで、コミュニケーション力は必須です。では、婚活における高いコミュニケーション力とはどういう能力でしょうか?
「楽しい会話」、「豊富な話題」、「理解力」、「空気作り」等ありますが、婚活で押さえておきたいコミュニケーションの基本について整理してみました。
婚活で必須となるコミュニケーションの基本を踏まえ、コミュ力を高める事で、これから出会うパートナーと円滑な人間関係を構築する事が可能となります。

良いコミュニケーションの基本

コミュニケーションとは、キャッチボールのようなもので、相手が取れるようにボールを投げる、受ける方は多少ボールの軌道が乱れても軌道に合わせてキャッチする、この繰り返しです。投げ方が悪くても、取り方が悪くてもキャッチボールになりません。「相手に意思を伝えたい」、「相手の伝えたいことを理解したい」、という思いが双方にあって成り立つものです。

やってはいけない悪いコミュパターン

日常生活で、ついつい、やりがちな悪いコミュニケーション・パターンをいくつかあげてみましょう。婚活でこれをやると破綻しますので注意が必要です。

  1. 上から目線
    親子や上司と部下の関係でありがちですが、相手を下に見下しての会話では、相手の意見を懐疑的にとらえて、批判的、否定的になりがちです。その結果、強制、命令という形で一方的なコミュニケーションとなり、良いコミュニケーションにはなりません。
    たとえ年齢差があったとしても、自分の方が上だという意識はせずに、同じ目線で会話することを心がけましょう。
  2. 男女間の心理の違い
    これは、夫婦間でありがちですが、妻の結論のない話しを延々聞かされて、夫が生返事を繰り返すパターン。女性は、話しながら考えを整理したいので、話しを聞いてほしい。男性は、結論を知りたいので、まとまりのない話を延々聞きたくない。という男女の違いから生まれる悪いコミュニケーションの例です。
    お互い、この男女の心理の違いを理解することが大事です。特に男性は、あまり結論を急がない事です。
  3. ちぐはぐな会話
    相手の伝えたいことを正しく理解出来ていないのに、たぶんこんな事を言っているのだろうと、勝手な解釈で返事をしてしまう。いや、そんな話しではなくて、こういう事を言いたかったと、いちいち軌道修正するのは疲れますし、これが初対面だと、軌道修正出来ずに、相手の解釈で、話しを進める事になって、ストレスを抱えるというケースもありがちです。
    また、話題にしている内容から、いきなり話を変えられるケースがあります。よく、グループで会話している時に、自分が話している最中に、横から割って別の話しをし始める人がいて不快に感じる事がありますよね。それを、2人の会話中に相手にされたら、それ以上話す気がしなくなりますね。相手が、何を伝えたかったのか、正しく理解し共感したうえで、次の話題に進みましょう。

婚活における良いコミュニケーションとは

プロフィール紹介、お見合い、交際と進む段階で、お互いを理解し価値観を共有するうえで、コミュニケーションの良し悪しは、その後の進展に大きく影響します。コミュニケーションの基本を踏まえた上で、婚活における良いコミュニケーションについて考えてみましょう。

  1. 初対面では
    お見合いや初対面での会話では、お互いを知るところから始まりますが、いきなり根掘り葉掘り相手の事を聞くのはお勧めできません。まずは、共通点を見つけて一つの話題で会話を盛り上げる事から始めましょう。会話が盛り上がって、話し足りない、もっと話したいとなったら、お見合いは成功です。そうではなく、一通リ聞きたいことを全部聞いて、話題が無くなったというのは、避けたいです。
  2. お互いを知る
    共通の話題が見つかり、会話が楽しめるようになったら、相手を知り理解するための会話をしましょう。自分の強み弱み、子供時代の事、未来の夢、どんな家庭にしたいか等について、語り合いましょう。良いコミュニケーションが取れていれば、多少の価値観の違いはカバー出来るはずです。大きな価値観の違いは、修正困難ですが、異なる環境で育ち、暮らしてきて、100%価値観が一致することはありません。多少の違いは多様性として受け入れていきましょう。
  3. 気持ちに寄り添う
    人の気持ちを理解するのは難しいですね。自分が経験したことなら、理解し易いですが、相手が異性で、しかも自分に経験のない事を理解するのは困難です。大切な人を亡くした経験のある人は、同じ状況にある人の気持ちは痛いほど分かります。経験がないことは、想像力を働かせて、どれだけ気持ちに寄り添えるかだと思います。究極のコミュニケーション力とは、相手の気持ちを理解して、気持ちに寄り添う事が出来る能力だと思います。
    状況によっては、言葉が無いほうが良いかもしれません。下手な慰めより、黙ってそばにいる事の方が良い場合があります。以前、仕事で辛い時、黙って寄り添ってくれた愛犬に慰められた事が何度もありました。言葉だけではないですね。

まとめ

コミュニケーション力は、前提となる基本が備わっていて、そこにプラスアルファーとして、豊富な話題性や会話の楽しさなどが加わって、高まっていくものです。
また、楽しい会話で場を盛り上げる事も大切ですが、言葉による会話だけでなく、空気を読み、相手の気持ちを察して、気持ちに寄り添う事が出来る事が理想です。
コミュニケーション力は、自分の事ばかり考えていては高まりません。相手の気持ちを理解する努力が必要です。相手が、どういう心理状態にあって、何を求めているのかを考え、行動する事が大切です。
今の時代、このように相手の気持ちを察して、先手で行動が出来る能力が求められているのではないでしょうか。